PROCESS OF PACKAGE DESIGN

パッケージデザインの制作過程


吊り下げ型パッケージで多く見られる、ブリスターパッケージの制作過程をご紹介しましょう。
もちろん、個々に示す過程のすべてを私が手がけるわけではありません。
ブリスター制作の実務を行うプラスチック成形屋さん、そして、クライアント様の理解とご協力があって初めて、新しい可能性を持ったパッケージが生まれるのです。
文中に少し専門用語が混じっていますが、気になさらず感覚的にご覧下さい。それでは・・




ブリスターリニューアル・テーマの背景

(1994年) 幅120ミリ 基本形。
(1997年)コンパクト化。特に幅を狭めることにより、売場に多く並ぶようにした。
(2000年)リニューアルにあたっての改良課題

・ パッケージサイズを変えずに売場アピール度を上げたい
・ ホッチキス止めをなくして安全に、低コストにしたい
・ 構成部材の点数を減らしたい
・ 商品が傷みにくくしたい
・ 小売り店側バイヤーが仕入れたくなる魅力を持たせる
・ 商品自体は変えないで新味を持たせる

上記の理由から、このケースでは新規にブリスターを起こすことになりました。
手間も時間も掛かる作業ですが、面白さもあります。でも外注して文句を言う方が楽かも(笑)



アイデアスケッチによる検討




3面図による検討

現在案=台紙+ブリスター(2ピース)+ラベル構造を組み合わせた形式に加え、
・ラベルを透明にしたもの。
・商品全面と背面を一体でつなげた台紙を使いラベルを廃止したもの。
・1ピースのブリスター
・1ピースのブリスターと一体式のラベルを組み合わせたものなど、考えられる様々な構造を検討します。




金型制作/組み付け上の問題点の洗い出し

ブリスター成形の型状が複雑なので、事前に金型屋さんに見てもらうようメーカー様に依頼しました。

できれば1の案でいきたいのですが、展開したときの面積が大きくなり、金型も大きくなります。
それでも、組付けが簡単になるので、総合的なコストは従来品と同等になると読みました。
何より売場での見栄えも良くなる。これはポイントです。しかし万一コスト面で難しい場合に備え、あらかじめ代案(2)も作っておきます(後でドタバタしないために・・)。


成形された一枚板を折り曲げて、ミラーを押さえ込むのがおわかりでしょうか?


台紙に穴をあけてミラーの取り付けアームを出し、上からブリスターで押さえつけて保持しています。

立体のイメージがつかめない場合、もしくは、さらに詳細な図面が必要な場合は連絡してもらうよう伝えておきます。

以上の検討を経て、最適なブリスター形状が選ばれます。金型屋さんのOKも出て、一番上の1の案で(断面はC)決まりました。
そして、意匠図面を作成し→木型試作品発注→試作品での検証をへてメーカー様の手に委ねます。
木型の写真がないのが残念。桐などの目の細かい木材を使用し、NCできれいに掘り出されます。
できあがった試作品もきれいです。


グラフィックデザイン

中台紙の意匠、グラフィックデザインに入ります。
スケジュール的にはブリスターの作業が終わってから、と行きたいところですが、平行してやらなければ間に合わない場合もあります。
当然複数のブリスター構造をイメージしながら進めることになり大変です。
ブリスターが決まってからは、カンプ(サンプル状態)を作り、完成イメージを把握しやすくしました。



ネーミング/ロゴタイプ検証では他のアイテムも同時に行いました。



完成に至ります



そして、印刷工程を経て、できあがった台紙と ブリスター、さらに中身の製品をアッセンブリー(組み付け)し・・・完成に至ります。

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